IE9ピン留め

腕のない不動明王  



  1995年の1月、あの大震災は起こった。

寒い時期で、震災にあわれた方々は何重もの苦難に見舞われたことだろう・・・

日々のニュースで刻々と伝えられる状況が少し落ち着いたころ、紹介で来られた患者さん。

ボランティアのため被災地を回っておられた仏師さん、男性。

長時間のバイク乗車の体勢と冷えのためか、腰痛を起こして来院。

そして何度目かの治療時のこと。


鍼灸の治療が終わっても、ある反応が消えない。

実はこの患者さんが部屋に入って来られた時、不動明王が一緒だったのだ。

そのようなことはたまにあることで、一通りの治療が済むと反応が消えるのだが、この日はいつまでも私の喉の調子がおかしい。


「先生(仏師さん)今日はお不動さん一緒に来てるのですが・・えらい怒ってますけど・・・」と言ってみた。

すると「へ~そうですか?あいつ怒ってますか?怒るような奴とちゃいますけどな・・・」とニコニコ笑っている。

もっと詳細にそのお不動さんをみてみると、その不動明王には右腕が見当たらない。

地震が起きた時、右手に持たしていた剣だか金剛棒だかが折れて腕を支えるものが無くなったので、右腕を肩のところから外しているらしい。

「時間がとれずにまだ修理が出来てませんが、怒っとるんやったら出来るだけはように直しますわ」と帰って行かれた。

「おかしいな~怒るような奴ちゃうねんけどな~」と何度も首をかしげながら・・・

その後来院されることはなかったが、しばらくして新聞のニュースにボランティア活動が取り上げられ、お元気そうなお顔を拝見することが出来た。

勿論、怒った不動明王の反応は・・・ない。

# by yorozu-yorozu | 2008-10-07 02:58

挑戦  



  頭上から『どんなもんだ!』と言う声が聞こえそのまま気を失った私。

気を失ってはいるが無意識というわけではなく、回りの状況は理解できていた。

師は患者の治療に付ききりだったので、私は丁度見学にきていたお弟子の一人に介抱されたのだが、呼吸が小さくなっていくのが自分でもわかった。

しかし、不思議と苦しくはなくむしろ気持ちがいい。

『ああ、このまま死ぬのかな~』と思いながら、治療してくれている兄弟子の「息吸って、吐いて」の言葉に従っていた。

そんなドタバタの状態が6,7時間続いて、気が付いたら夜も更けていた。

兄弟子はその日遠方の実家に帰ることになっていたとのこと・・・申し訳ない・・・。

意識が戻って最初に発した言葉は「トイレに行きたい」だった。

ほんと・・・申し訳ない・・・・



私が倒れた時支えてくれた兄弟弟子が自宅まで送り届けてくれたのだが、「いつもは電車でくるんだけど、今日は何故か『車でいこう』と思って足が自然と駐車場に向かっていた」と言っていた。


結局あれは何だったのだろうか?

私が聞いた『どんなもんだ!』と悪意に満ちた声の主は誰だったのだろうか~~???

未だに解決できない出来事の一つである。

# by yorozu-yorozu | 2008-09-01 23:35

挑戦  



  師と仰ぐDrの診療所に治療を兼ねて見学するようになって暫くのこと。

所謂”霊障”と我々が言っている現象にかかった患者が診療所に訪れた。

その患者本人が『霊能力』を持っているようで、お寺の写真などに侍の姿が見えるらしく、顔見知りでもあるその患者に会うことは私の楽しみの一つでもあった。


その日は相当ひどい状態で、患者を乗せたタクシーが到着するなり先生は玄関に飛んで出て、瀕死状態の患者の身体を真言を唱えながらさすり始めた。

患者の身体は硬直し、呼吸は小さくなってチアノーゼがでている状態でしたが、真言を唱えながら身体をさすると少しずつ溶けていくのだ。

まさしく「溶けていく」という感じ。


診療所のベッドに横たえられた患者の治療を傍で見ていた私は、いきなり足を噛みつかれたような痛みを感じてその場に倒れてしまった。

同じように見学に訪れていた兄弟弟子が慌てて私の身体を支えてくれましたが、私の身は”霊障”にかかってしまったようだ。

倒れる直前頭上から何かの力が入ってきて、その時頭の中で声が響いた。

『どんなもんだ~!』

ああ・・・先生が試されている・・・そう思いながら私は失神してしまったのだ。

# by yorozu-yorozu | 2008-08-31 08:20

白いお地蔵様  


 鍼灸師になりたての頃ご指導いただいた先生が、空海大師を信仰されていた。

この先生は医師でありながら、理屈では解釈出来ない方法で患者の治療をされていた。

私たち弟子も師と同じ思考パターンを持たなければ治療方法が使えないので、弘法大師に関する書物や書を身近に置き、東寺や高野山にお参りしたものである。

雪が降るとケーブルが止まってしまうので、紅葉盛りのころ一人で南海電車に飛び乗り高野山を目指した。

山沿いを走る電車からみる景色はとてものどかで、心洗われる思いがした。

ふと見ると、お地蔵様が畑の近くに建てられていた。

私は咄嗟に合掌をしたが、その時師の力を借りて気を込めた。

自分一人では力不足だったのだ。

すると何かが頭のてっぺんからスコンと入ってきてしまった。

それからが大変。 

身体が重くてたまらない。

・・・しまった・・・いらんことしてしまった!・・・


後日師の元に伺うと「白い地蔵さんが乗っかってる」と言われた。

そう・・・あの時のお地蔵様は何故か白く光っていたのだ。

仔細を説明し浄化して戴いたが「力の無い者が迂闊に合掌したらいかん」とお叱りを受けた。

路傍の仏や地蔵には気をつけないといけないことをこの時初めて知った。

# by yorozu-yorozu | 2008-08-22 08:01

子供は4人まで  


 私がアメリカでお世話になった日本人家庭は奥様も日本人。

アメリカンドリームを絵にかいたような生活をエンジョイされていた。

鍼灸師の彼は週4日、9時から5時までしか仕事をしない。 残りの日はアメリカ人鍼灸師に貸していた。

他国で家庭を持てば夫婦の助け合いがとても必要になる。

だから自宅にいる時は奥様の手助けをよくしていて、とても感心させられた。

彼ら夫婦には3人の子供がいた。

2男1女で、一番幼い子は丁度1歳を迎えるころで、かわいい盛り。

しかし、もう一人女の子が欲しいらしい。

そして私に「もう一人女の子が欲しいのですが、出来ますか」と訊いた。

「出来ますよ。でもその下にもう一人男の子が出来ます」と答えると「いや~そんなにはいらんわ!もう一人女の子だけでいいんです」と困惑していた。

「でも、出来るもんはしょうがないですよね」「そうですか・・・5人ですか・・・」「ま、私の言うことやから、いい加減に聞いといて」と話を打ち切った。


それから1年後、彼らの家を想像していると2階に上がる階段の所に天使?が飛んでいた。

彼らは一家でバケーションに出かけていて留守だったのだが、天使が一人?で1階と2階を上がったり下がったりして遊んでいる。



結局彼らは晴れて?5人の子持ちとなった。

しばらくは「yorozuさんにはめられた」と言われてしまったが、私のせいでもなければ私の力でもない。

私はただ『観ただけ』です。

# by yorozu-yorozu | 2008-08-08 13:17

天使はどこ?  


 雅子様が愛子様をご出産される前に流産騒動があった。

御成婚何周年目かのお二人揃っての写真を見て「とうとう赤ちゃんできなかったね~」と家人と話題にしていたのに”ご懐妊”が報道された。

職場でもこの話でもちきり。

良かったコールがあちらこちらから聞こえてくる。

でも・・・でも・・・いないんですよね~赤ちゃんが・・・

「おかしいな~おかしいな~」を連発する私に「素直に祝ってあげなさいよ!」と怒りだす人もいた。

別に意地悪やひねくれで言っている訳ではないのだが、理解しない人にはつくす言葉がない。


その後しばらくして”ご懐妊”され愛子様をご出産された

この時の反応は男の子だったのだが、お生まれになったのは“姫様”だった。

これにもきっと理由があるのだが、ここで言及するのはやめておこう。

# by yorozu-yorozu | 2008-08-03 10:30

天使がいない・・・  


 紹介で来られた女性患者さん。   主訴は不眠症と不安症。

なかなか治療が進まない日があった。

何でだろうと?と待合室にいるご主人を見ると、彼は手首に数珠を巻いている。

こうゆうのってダメなんですよ~

「ごめんなさい」と理由を言ってお数珠をポケットに片付けていただいた。

このころはこんな些細なことにも反応していて大変だった。



ある日この患者さんが「妊娠しました」と嬉しそうに報告をしに来てくれた。

でも・・・どこにもいないのですよ・・・赤ちゃんが・・・

「えっ、そうですか?」と答えたのだが、何と言っていいのか困った。

結局流産していたのだが、渡米直前『ああ、妊娠するわ』と感じたので「薬は絶対飲まないでね」と注意しておいた。

嬉しいことに帰国後妊娠の報告を受け、そして、症状も改善して通院の必要もなくなったので、出産の報告を受けたっきり姿を見せなくなった。

めでたしめでたしである。

# by yorozu-yorozu | 2008-08-02 23:55

この~気 なんの気 気になる気  



  アメリカで鍼灸師をしている友人がいる。

彼は日本で英語塾の指導者をしていている時に、アメリカ人の友人に「英語を教えるなら是非一度本場で勉強した方がいいよ」と進められて渡米した。

アメリカのニューメキシコで合気道を教えたことがきっかけで、道場主が設立した鍼灸学校に通うようになったのだが、その時のクラスメートに今はテキサスで開業しているロバート氏がいる。

彼はその鍼灸学校を中退してライセンスは持っていない。

鍼灸師のライセンスはまだ一般的でなく、ロバート氏が開業した時、テキサスは無法地帯だったのだ。

私が訪れた1997年はアリゾナ州などはまだ無法地帯だったので、「こちらにきて開業すれば」と誘われたこともあったが、なんせ言葉がね・・・


私の友人は無事ライセンスを手に入れて、丁度テキサスのダラスからハワイに移住する同業日本人の後を継いだ形で仕事を始めた。

そんな彼が当時私が属していた治療師のグループの勉強会に来たことがきっかけで知り合った。

そして、遊びに来ませんかとのお誘いを間に受け、厚かましくも渡米したのです。

私は彼のオフィイス(治療所と呼称しない)を少し手伝ったり、見学させてもらったり、治療方法や人生観を語り合ったり・・・

バケーションにはニューメキシコに連れて行ってもらったり、テキサスのダラスからロバート氏がいるオースチンまで遊びに行ったりと本当に良くしてもらった。

そのオースチンへの道中のこと。

まだ見ぬロバート氏は『独身の気』なのだ。(透視ではないが・・・感じる・・・のだ)

でも友人夫婦の会話にロバート氏の息子ことが再三でてくる。

訝しがってる私に「ロバートは離婚したんです」と説明してくれた。


結婚の気を持っていいるのにまだ結婚しない人。

独身の気なのに結婚している人。

妊娠したと喜んでいるのにお腹に赤ちゃんがいない人。



最終的には理由が判明するのだが・・・

私が見ているものはいったいなんだろう?

# by yorozu-yorozu | 2008-08-01 12:05

つくば母子殺人事件  


 1994年(平成14年)の11月、つくばの医師の妻と子が行方不明になり、その後横浜の運河で見つかった事件を憶えていいる方はもう少ないのではないだろうか?

のちにつくば母子殺人事件と言われた事件を・・・

私にとって何の縁もない方だけど、忘れられない経験の一つだ。

事件の成り行きが耳目を集めていたある日の夜のこと、入浴している私の前に被害者が出てきた。

シャンプーをするために洗い場でシャワーを頭にかけていると、浴槽にその女性が首まで浸かっている。

そして『寒いんです~。身体が温まらないんです~』と訴えるのだ。

『ああ・・・この人は子供も殺されていることを知らないなァ~』と直感した。

そ~っと目を開けて浴槽を見ても誰もいない。

また目を閉じてシャンプーを続けると出てくる。

そんなことが2,3日続いただろうか。

いつしかそんな現象も無くなり、『もうそろそろ解決するな』と思っていると、医師である夫の任意聴取が始まった。

それから自白するまでの数時間、私の身体は腰から下が氷水に浸かっているような、辛い感覚に襲われ大変だった。

心の中で『早く自供して~~』と悲鳴をあげていた。

翌日の新聞で私の身体が楽になった時間と、自白の時間が妙に符合していた事を知った。 
ヤレヤレだ。


この話をすると「きゃァ~こわい」って人は言うけど、見えている時は余り怖くないのだ。

その人たちは何か悪さをするわけではないのだから。

ただ訴えたいだけなのだ。  知って欲しいだけなのだ。

そうでしょ? 見えるものより見えないものの方が怖くありません?

# by yorozu-yorozu | 2008-07-31 09:16

蟹の子  



 孫娘がまだ伝い歩きもおぼつかないころ、娘が治療院に遊びに来たことがあった。

よたよた歩く幼子を見ていて、ふと『ああ、妊娠(娘が)したな』と感じた。

患者さんがいたのでその時は直接確認しなかったのだが、後日妊娠したと知らせてきた。

その夜不思議な夢をみた。

蟹鍋をしようと大きなナベに蟹を丸ごと入れて炊くのだが、全然煮えない。

その内に蟹がブクブク泡を吹き出した。

ナベの周りは水浸しで、蟹がハサミを振り回して怒っている。

私は怖くなり慌てて蟹をゴミ箱に捨てた。

するとゴミ箱から一人の男の子が素っ裸で出てきた。

色の白いきれいなその子は、私の前で仁王立ちになり「僕を捨てたでしょ?」と怒って言う。

不思議なことに私は仁王立ちになっているその子を後ろからみているので顔は見えない。

私がシドロモドロで慌てているところで目が覚めた

夢だから何とも可笑しい内容だが、『蟹の子』は今スポーツに夢中だ。

# by yorozu-yorozu | 2008-07-14 00:10

神のみぞ知る  



 3年程前のこと。

まだ知り合ってそんなに年数は経っていない友人、富さん。

ある夜中、尿意を感じで目が覚めた。

春まだ浅いころで、起きてしまうと身体が冷えて寝付きにくくなるのでいやだな~と思いながらトイレに行った。

トイレに入る前にリビングを見ると誰かがテーブルの前に座っている。

「ああ、誰か来てるわ」と思いながら用を済ませ、寝室に戻る時もう一見ると、昔吉田日出子がしていたような少し古い感じのカーリーヘアーの女性だった。

見たことないな~と思い、彼女に心の中で『おやすみ』とあいさつをして寝室に戻った。


 翌朝には夕べのことはすっかり忘却の彼方である。

ところが早朝「富さんが亡くなった」との知らせがあった。

その時も~ああ、そうか~あの髪形は私と彼女が知り合ったころにしていたヘアースタイルだったのだと、溜飲が下がる思いで理解できた。

昨夜(夜中の2時頃)の女性は富さんの若いころの容姿だったのだ。

だから誰なのかすぐには分からなかったのだ。


 富さんは数日前から体調を崩されて入院中で、一両日中には簡単なバイバス手術を受けることになっていたとかで、急死されるような状態ではなかったらしい。

人の寿命は人智の及ぶところではないが、友人との別れは辛く悲しいものだ。


 昔、中学時代の友人を亡くしたことがあった。

 彼女は友人の中でも一番遅く結婚し三人の子供を儲け、しっかり家庭を治め家を建て、墓を買い、立派な仏壇を置き、そしてさっさとその墓に入ってしまった。

 一番下の子供はまだ3,4歳で、母の死を理解出来てない様子で参列者の涙を誘った。

私もこの時程泣いたお葬式はなく、彼女の死から暫くは立ち直ることが出来なかった。

何をしても何を考えても涙が滲んで来て空虚な毎日だった。


 『人の死について
親の死とは自分の過去を失うこと。
連れ合いを亡くすことは自分の今を失くすこと。
子供を亡くすことは自分の未来を失くすこと。
そして友を亡くすことは自分の半身を失くすこと。』

 これは当時ラジオから流れてきた言葉である。

私はこの言葉を借りるなら、半身がない虚しいまま数年間を過ごしたのだった。

# by yorozu-yorozu | 2008-07-12 12:16

人の死とは・・・  


 いつの頃からか、現実に死亡を知らされる前に本人が姿を現すようになった。

最初は所謂虫の知らせだった。

弟が住んでる方向が気になって、ふと気付くと彼のことを考えている。

「いやだな~」「何もなければいいのに」「病気でもしているのかな」そんな気持ちが長く続いたある日、義妹つまり弟の妻の長兄さんが不慮の事故で亡くなった。

弟の身の上でなかった安堵感と、義妹の悲しみを思う気持ちが複雑に入り乱れ、すごくショックでうろたえてしまって言葉もなかった。


それから随分してからのこと。

治療院を開業して間もない時期だった。

何度か治療させていただいた男性が私の枕元に立った、というよりベッドに入って寝ようと目をつぶると、まぶたの中に顔が大きくクローズアップされてくる。

目を開けると消える。また寝ようと目をつぶると出てくる。

そんなことを繰り返して、とうとうその夜は眠れずじまい。

その男性はすごく特徴のある顔をされていて、その部分がアップされすぎて誰か分からない。

その方が亡くなったと知らされたのはその日の夕方だった。

ただ、驚かなかった。「ああ、そうか」と胸のつかえが下りた感じがした。

回りの人は私が驚かなかったことにビックリしたようだったが・・・

# by yorozu-yorozu | 2008-07-11 09:10

ヒーリング  



  治療師をしているころは、あっちのセミナー、こっちの講座とジプシー状態だった。

 少しでも自分の治療法に取り入れられるものがあるのならと・・・ 随分お金も時間もつぎ込んだ。

 どれも面白く得るものがあり、不思議体験もした。

 

  その中の一つ   渡邊真喜子ボイスヒーリング

 ご本人自身については、本やCDも出しておられるのでここでは割愛させて頂くが、彼女に最初に会ったのは4年程前だっただろうか。

 ヒーリングの方法は依頼者を前に「あ~」とか「う~」など言葉でない声を出して歌われる

 そしてその内容を解説されるのだ。

 歌の内容も、その間に流れる空気も独特のもので、その間彼女は何度もせき込んだり喘いだり、苦しそうだった。

 これは依頼者の思念や想念が作用しているとのこと。

 私も患者を前にすると腹痛が起きてトイレに駆け込んだり、痰がからんで声が出にくくなったりしていたので納得できる現象だ。

 終盤は一緒に、そして最後に依頼者一人で声をだして終了。

 


  霊的なヒーリングは賛否両論あるのでその内容や結果はここでは明らかにしないが、驚きの現象が帰路途中に起きた。


 実は半月ほど前から発疹が出ていた。

 私はストレスのせいだと思っていたのだが・・・膝から下と肘から下に紅い無数のブツブツがあって痒みも少しある。

 ひどくはないので、普段は忘れていて、勿論渡邊さんにも言っていなかった。

 その発疹がなくなっているではないか! えっ~!と驚いて何度も手足をみるのだが、ない!

   こんな不思議体験があるからなかなかジプシーがやめられない。

# by yorozu-yorozu | 2008-07-03 14:04

オーラ?を引きずる患者  



  ☆★鍼灸院日誌    その3

  〇月〇日〇曜日


 新患さん。   60代後半の女性。


脳血管障害(脳溢血や脳梗塞)の後遺症で半身麻痺。

麻痺側の不具合があるため、少しでもその症状を軽減したいとの希望。



 待合室から治療ベットに行く姿を何気なく眺めていて、ハッと気付いた。

床に黒い影?を引きずっている。   「ズーズー」と音が聞こえるようだ。            

わぁ~ 身体重そうだな~。



数回治療を施したが、残念ながら症状の改善はあまりみられなかった

しかし床に延びていた影は白く薄くなっているではないか!
 
    最後の施術日いみじくも患者は言ったのです。

    身体軽くなりました!!!

# by yorozu-yorozu | 2008-06-30 16:39

通夜と葬儀のはざま  

 

   ☆★鍼灸院日誌  その2

   〇月〇日〇曜日

鍼灸治療院は自宅とは電車で2駅離れた駅前のテナントを借りていた。

最寄り駅から自宅までは徒歩で13分ほどなのだが、時々駅からの道のりがひどく遠く感じる日があった。

それは、自宅近くの集会所で葬儀の準備をしている時で、そんなときは身体がだるくてだるくて堪らない。

一歩一歩足を引きずるようにしてやっとの思いで帰宅する。

でも、一夜過ぎて葬儀が始まると何ともない。   不思議だ~。


そんな頃通夜も葬儀もないのにだるくて辛い日が何日も続くことがあった。
「何でかな~」と仲間内で話していると、友人から連絡があった。

鍼灸の専門学校での恩師が亡くなられたと。


  私に何か用ですか?

# by yorozu-yorozu | 2008-06-29 12:07

牛に引かれて・・・  


  ☆★鍼灸院日誌 その1

 〇月〇日〇曜日

 営業時間も終わり帰宅支度をしていると、突然見知らぬ女性が尋ねてきた。

 憔悴している様子の彼女は腰掛けるなりボソボソと独り言を言い始めた。

 まったく見知らぬ人物が勝手にしゃべり始めることにもビックリだが、私は彼女が連れてきた『白い影』に驚いて言葉が出ない。

 


  旦那が子供二人を残し急死したこと。

 旦那の健康管理が出来ていなかったと、親戚中から非難を受けとても辛かったこと。

 その後お互い子連れ同士で再婚したが現在別居中で、広告デザインの仕事を商店から注文を貰って何とか生活していた。
しかし最近ストレスで心身症を患い、手が震えるので仕事がスムーズに出来ず困っていること。

 自分がこんなに惨めで辛いのは、最初の夫が急死したことが一番の原因だと言い、しばらくその旦那さんの悪口、恨みつらみの話が続く。

 私は、「ヘェー」とか「そうですか」などと相槌を打ちながら視線はその『白い影』に釘付け。

 『なにも私の所に来なくても・・・』 内心早く帰ってくれることを願っていた。

 その女性、小1時間しゃべって、最後にこう言った。

 「でもね先生、今では主人に感謝してるんです。最近やっと仏壇に手を合わせられるようになりました」


 あらら、不思議!

 その途端、『白い影』は消えてしまった。
 

 
 そしてその女性は「あぁ~すっきりした」と言って帰っていった。


 置いてきぼり状態の私。


   しかし、あれは一体なんだったんだ???

              南無~



# by yorozu-yorozu | 2008-05-03 11:52

最初の一歩  


 治療師をしていた頃、さまざまな説明のつかない体験をしてきた。
ただし、これは私が『体験した』のであって周囲の人間からみれば、「なんじゃ、こいつ」と思われるだろう。
なぜなら、見えないものを ある と言い、聞こえないものを きこえる と言うのだから。


 ある人は「なにそれ?」と不愉快さを顕にする。

 ことごとく否定する人もいる。

 それでも、私にとっては”事実”なのだから仕方がない。

 だから、このブログは私の独り言。

 お目を汚したらごめんなさい。

 当たるも八卦、当たらぬも八卦と言うではないか。

 信じるも自由、信じぬも自由・・・なのだ!



 まずは母方の祖父のこと。


 私の母方の祖父は、私が物心ついた頃には、たいそうな年寄りであった。

母は、祖父母の遅い子で所謂「恥かきっ子」だ。
私が憶えている祖父は、足元がおぼつかなく杖が手放せなかった。

この祖父が若い頃株の売買をしていたのだが、ある日大損をしたらしい。

帰宅するなり祖父は仏壇に向かって「何で教えてくれなかった?」と詰ったとのこと。
すると仏壇のなかの祖父の父親は『帽子を落として教えてやったではないか』と言ったらしい。

出かけに玄関先で被っていた帽子が落ちたらしいのだが。  ほんとかな~ぁ???

 こんな祖父の孫である私は、なぜか幼い頃から"死"と言うものの恐怖に囚われていて、毎夜半に起きてきては祖母の膝に顔を埋めて「死ぬのはいや!どうしたら死なずにすむの?」と泣いていた。

その頃母は体調を崩し入退院を繰り返していて、私は祖母に育てられていたので母親不在感がそうさせたのかもしれない・・・

祖母は不憫さと困惑で、私をなだめるのに苦慮したのだろう。

甘いお菓子で私の気持ちを落ち着かせる手段を取ったので、その頃の私の歯は虫歯で真っ黒だった。

そんな私は自宅奥の風呂場がとても嫌いだった。

いつも誰かがひそんでいたから。



         どうしてあの人は帰らないのだろう?







# by yorozu-yorozu | 2008-04-30 08:39

不思議体験彼や是や  


背後に もののけ を感じ、

そのことに慄きながら生きてきた一人の治療師の物語

 立証する術も確認することも出来ないが。

 そんなこんなをあなたは信じますか~~?
 

 

# by yorozu-yorozu | 2008-04-29 12:43

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